PPP/PFI事業(官民連携事業)
当社の官民連携事業(PPP【※1】)への取り組みは、1999年にPFI【※2】法が施行されて間もなく官民連携事業の導入に積極的な神奈川県がPFIを公募されたことがきっかけとなりました。地元のビルメンテナンス会社である当社は、コンソーシアムへの参加のお誘いをいただき、神奈川県立近代美術館PFI事業を受注することができました。PFI黎明期から素晴らしいパートナー企業との連携により、PFIの仕組みを学ぶことができたことは、非常に幸運だったと言えます。
また、2003年には指定管理者制度【※3】が施行されたことをきっかけに、更にPPP事業の民間業務の対象範囲が更に広がり、維持管理・運営を担当する当社の役割や機会も拡大していき、現在に至っております。
国や地方自治体の抱える課題は、財政健全化、公共サービスの向上、地方再生など時代の移り変わりとともに変化し、ますます民間の力が必要となってまいります。
そのような社会的ニーズに応え、機会を活かすためにも、ビルメンテナンス会社として培ってきた維持管理ノウハウと、
●PPP/PFIの管理実績によって高めてきた「プロジェクトマネジメント力」
●多様な用途の施設に関わってきたノウハウによる「現場マネジメント力」
●蓄積された実績データに裏付けられた「ライフサイクルマネジメント力」
は、公共施設における維持管理・運営に関するVFM【※4】の達成に貢献できる当社の強みとして、今後も研鑽を続けていきます。
PPP/PFIという公共事業においては、維持管理・運営業務を、責任のある立場で担当することによって、公共事業の一翼を担いながら、お客様とのパートナーシップを通して、持続可能な社会を目指します。
また、当社の社員にとっても維持管理・運営のプロとして、私たちのビルメンテナンスの仕事は地域や社会に貢献しているという誇りを持って日々の仕事に励み、社員一人一人が成長することが出来る機会を増やしていきたいと考えています。
【※1】PPP=Public Private Partnership 官と民が協力して公共的なサービスを行う官民連携事業
【※2】PFI=Private Finance Initiative 官民連携事業のうち、民間資金を活用して設計・建設・維持管理・運営を行う事業
【※3】指定管理者制度=地方 自治体 が行っていた公共サービスの一部を民間等の団体に代行させる制度
【※4】VFM=Value For Money 税金(お金)に対する公共サービスの価値を最も高めようという考え方