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詳細事例紹介

庁舎関連施設 瀬谷区合同庁舎

総合庁舎と公会堂などのPFI事業

多様な用途の複合施設の
多様な業務の総合管理ノウハウ

庁舎と公会堂の複合施設の統合管理

瀬谷区総合庁舎は瀬谷区役所、消防署、公会堂、駐車場が一体化した総合庁舎です。当社は、建物の清掃・設備・警備などの維持管理はもちろん、公会堂の運営を含む多様な業務の総括管理の役割を担っています。
施設を利用される区民の皆さまの安心・安全な場所を形成し、コミュニティの輪を広げ、新たな交流を生み出して区民が誇れる「区民のための杜(もり)の庁舎」の維持管理・運営を行っています。

瀬谷区との連携とパートナーシップ

長期契約で決められた予算の修繕費用で建物を管理するために、日頃から区とのコミュニケーションを図り、困りごとや設備の不具合による不便はないかお伺いすることで迅速な対応ができるよう心がけています。新型コロナウイルス対策では、施設館内の消毒作業を行うことを提案し、必要性を認めて頂き通常の作業とは別途行わせて頂くことになりました。このような不測の事態があっても利用される皆さまが気持ちよく過ごして頂くために瀬谷区の職員の方と協議しながら事業を進めさせて頂いています。

総括責任者としてのやりがい

毎日、現場で事故やケガがなく1日が無事に終わることが嬉しく思います。仕事中に懸命に作業をしている従業員が休憩中に他の従業員と楽しそうに話している姿を見ると、安心・安全で明るい職場を維持していきたいと思います。お客様から「清掃員が細かい所までテキパキと清掃していて素晴らしい」、「清掃がしっかりと行き届いているので、勤務中にアレルギーが出なくなった」との御礼の言葉を頂いたことがあります。従業員のみなさんが一生懸命に各々の業務を全うしてくれている結果として、瀬谷区の担当者様から頼りにされていることが励みとなっています。

庁舎関連施設 衆議院議員会館

大規模施設の総合管理

国会施設として重要な役割を担う
大規模施設の総合ノウハウ

大規模施設の防災センターを守る現場マネジメント力

衆議院議員会館は、延床面積20万㎡の規模を有する、国政を担う衆議院議員465名のための超大規模事務所ビルです。サービスセンターにおいて、これらの維持管理・運営(建築設備保守管理、清掃、警備など)をすべて統括管理しており、議員事務室や会議室の管球交換などの小さなお手伝いから大規模な修繕までを総合的に実施し、国会議員の執務環境を維持しています。

10年間のPFI事業を完了させて2期事業を継続受注

衆議院議員会館は、日本唯一の施設であり、ここにしかない設備や技術が導入されています。初めて目にするものもあり、当初は戸惑いましたが国政を支える施設を麻痺させてはいけないという使命感で衆議院議員会館を安全に運営するための技術やノウハウの研鑽には妥協しませんでした。防災センターのすべてのスタッフで日々不具合を発生させないための業務営繕を継続し、10年間のPFI事業第1期事業の業務を無事に完了させ、その業績を評価して頂き、第2期事業も受注し業務を開始しました。

国会施設ならではの特殊業務も万全な対応

衆議院議員の解散総選挙の結果により、入れ替えが発生した議員事務室は、数日間で入退去の引っ越し作業、執務室の現状回復、附属備品の補充などを行わなければなりません。1日に1,000人以上の作業員を集め、会社の総力をあげて1日でも早く議員の方が活動できる環境を整えます。当社はこのような多種多様な経験およびノウハウをもって、国政を陰で支える存在であり続けたいと思っています。

文化教育施設 神奈川県立近代美術館 葉山館

日本初の美術館PFI事業

美術品の展示・保存などを
目的とする美術館の
特有なビル管理ノウハウ

30年間という長期間の美術館の総合管理

神奈川県立近代美術館(葉山館)は、2003年に日本初のPFI方式の美術館として開館しました。当社は、この建物の設備、警備、清掃、受付監視、植栽管理、レストラン運営、ショップ運営の維持管理を30年間という長期間任されています。様々な課題においても、出来るかぎり従業員全員が業務に関わるマルチジョブの実践に挑戦し、施設に愛着をもって皆が永く仕事ができるように取り組んでいます。

美術館ならではの施設管理ノウハウ

作品が展示されている部屋の温湿度、照明の基準は美術品保護のために定められています。その基準範囲に収めるように日々神経を集中して調整を行っています。警備業務では館内の巡回だけでなく雨漏りや異音、虫の発生などがないかなどを監視しています。植栽管理では屋外彫刻の周辺は作品を傷つけないように手作業で行い、美術館側から作品とのバランスを考えた作業指示を受けています。
レストラン運営では通常メニュー以外に年3~4回の展覧会の企画に合わせたメニューを提供し、来館されたお客様に食事をお楽しみ頂き、何度でもお越し頂ける施設を目指しています。

美術館の湿度管理について

美術館の維持管理では、美術作品を保護するため、収蔵庫や展示室の空気環境を最適化することが求められています。温湿度変化に対応するため、季節ごとに空調運転設備の運転スケジュールや温度設定を変更し、日々運転監視と点検を実施しています。
新型コロナウイルス感染予防対策では、展示室や館内の換気量を増加する必要が生じ、温湿度管理の調整が非常に難しく、日々苦労しながら対処しています。これらの経験は今後の実績に繋がるので、しっかりとデータ蓄積をしています。

美術館の仕事を通じての想い

私たちは神奈川県立近代美術館「鎌倉館」の維持管理業務もさせて頂いていました。歴史的な美術館を管理してきた先輩達の経験や実績を引き継いで、現在に至ります。貴重な美術品を管理する為、日々非常に繊細な温湿度管理や照明調節、施設の清潔さが要求される仕事ですが、ひとつひとつの業務を通じてたくさんの方に支えられていると実感し感謝しています。いつまでも快適な施設で皆に愛される美術館を守るために業務にあたっていきたいと考えています。

スポーツ施設 新横浜公園・日産スタジアム

国際総合競技場の指定管理

大規模スタジアムの
総合管理ノウハウ

国内最大級スタジアムの施設管理を統括

新横浜公園内にある日産スタジアムは、収容人数が国内最大(72,327人)を誇る総合競技場です。サッカー、ラグビー、陸上競技大会、コンサートなど大小様々なイベントが開催され、その都度利用方法が変わります。規模は国内だけでなく国際大会も行われます。施設管理業務について、共同事業体で行っておりそれぞれの担当業務従事者および協力会社様と協働しています。施設管理統括を担当する私たちは施設をいつも良好な状態に保ち、安心安全な施設をお客様に提供する為に、日々施設保全を行っています。

大規模施設の施設管理ノウハウについて

新横浜公園は、面積70.4haの公園の敷地内に様々なスポーツ施設、日産スタジアム、レストハウスや駐車場などを備えており、維持管理を行うためには豊富な現場経験と幅広い知識と技術、様々な資格が必要とされます。日産スタジアムは竣工後20年以上経過しており、近年修繕作業も多くなってきています。指定管理者として、設計に関わる要望など現場を一番よく知る立場として、市への改善提案をしたり、工事の施工立合いを行ったりします。

施設管理部長としてのやりがい

大規模なイベント開催時は、各種専門会社とのバックアップ体制を整え、万が一の緊急時を想定して臨んでいます。万全の準備を行い、イベントが無事に終了した時は本当にホッとします。このような経験をふまえ、業務効率アップや施設の改善・修繕提案、時代のニーズに適したお客様へのサービスを日々考えています。そして私たちの提案が実施された時は、とても達成感がありうれしく思います。これからも私たちの経験や知識を活かし、日産スタジアムを次世代に引き継ぐ建築物として維持管理を行っていきたいと思っています。

ラグビーワールドカップ2019を支えた現場マネジメント力

日産スタジアムは鶴見川多目的遊水地の上に建設されています。2019年10月12日に上陸した台風19号は、遊水地への流入量が東京ドーム3/4杯にあたる約936,000㎡に達しました。その台風の影響により予定されていたラグビーワールドカップ「日本vsスコットランド戦」の開催が危ぶまれました。開催日当日は、早朝5時半から当社を含めた関係者が集結し、皆で力をあわせて施設の緊急点検・復旧清掃・破損個所の補修作業に取り組み、無事予定通りに開催をすることができました。日本代表がワールドカップ初のベスト8進出を果たした歴史的な試合の舞台裏で、このような役割を果たせたことは一緒に働いている仲間の誇りとなっています。

PPP/PFI事業管理実績紹介